Octave 3.0.1をインストールしてみた

数値計算プログラム Octave のインストール記録。

PC環境は、Athlon 2000+ MEM 1GB に Windows XP SP3 + IE6、Visual Studio Express C# 2008 SP1。

http://www.gnu.org/software/octave/ へ行って Download リンクから Windows の項で、「The Octave Forge project hosts a native Windows binary distribution of Octave built with MSVC.」(MSVC は Microsoft Visual Studio C++ の事らしい) とあるのでOctave Forgeのリンクをたどる。

そのページを読むと、2008-08-31 時点で不具合修正版が次々出ていて最新版はまだ安定していない。Linux版は3.0.3が安定版のようなことが書かれていたと思う。「Windows installer」とかかれたリンクをたどっても、置かれているアーカイブは、

の三項目があり、3.0.2や3.0.3は見当たらない。さらに、3.0.1の実際のアーカイブは、

の二つ。note を見ると octave-3.0.1-setup.exe は Visual Studio 2005 Express Edition (C++) でコンパイルされていて、vs2008の方は Visual Studio 2008 Express Edition (C++)でコンパイルされている。
Octave用プログラムファイルをコンパイルしたい場合は、vs2008の方を使うように勧められている。

実際は、2005の方をダウンロードした。
付属するパッケージは、その時点で使えるものすべてが添付済みのようであり、インストールオプションはデフォルトでよい様子。細かいことだがプログラムグループがちゃんと選択できるのがうれしい。
インストール後起動の起動も問題なく、手順書どおりに起動した。

試しに更新されたパッケージaudio-1.1.2.tar.gzをインストールしてみるとコンパイルエラーになり、エラーメッセージを見るとCコンパイラへのパスが通ってない、というものだったので、vs2008 C++ が自分のPCに入ってないためであるらしい。vs2008 C# Express Edition なら入ってたんだけれども。

いまさらvs2005を入れる気はあまりないので、vs2008版をインストールしたほうがよかったかもしれない。
とにかく、新たなパッケージをインストールしないことを前提で使用できる環境は整った。